＜聖蓉同棲バカップル祭その２＞ (いつもよーこばかりだったから一回よっこって使ってみたかった) ごめんなさいね …それは、いいけど ……いいって顔、してないじゃない だって、 ……ごめんなさい …ううん、わかってたことだし。 謝らないで？ 聖…… 私は真面目なよっこさんも好きなんだから。 …ありがとう 私の前でだけ……なよーこも愛してるし！ ……あなたね、 なーに？ …せっかく感動したのに あー、それは残念。 まあでもこれが現実ですよ？ 知ってるわよ、だから、 うっかりときめいちゃって悔しかったり？ 聖！ あははー 追い出しましょうか …それは、やだ だったら はーい、いい子にしてますから から？ ここで昼寝させて ここ、とは？ 勿論よっこのここ …… 取り敢えず本読んでる間は良いでしょ？ …そうね ついでに蓉子も嬉しいでしょ？ ……だからどうしてすぐ、台無しにするのよ ほーんと、ロマンチストだねえ うるさいわよ！ (基本的に猫と飼い主) このまま寝ていい？ ……だめよ えーどしてー？ 風邪、ひいちゃうでしょ。 せめて、冷房切るかタオルケット持ってくるかくらいは クーラー消したら、蓉子、暑くない？ ……さあ、どうかしら ……タオルケット持ってくる そのままベッドで寝てくれば？ やだ その方が身体にも良いわよ 蓉子がいないから、精神には良くない …… 待っててね？ ……別にどこにも行かないわよ 枕に逃げられちゃ困るー 私はただの枕？ 勿論、恋人というのは大前提だよ？ ……そ 本読んでてもいいけど膝は貸してね？ ……課題なのよ ん、わかってる (ようやっと膝枕話救済策) 本当に、邪魔しないでよ しないってば、疑り深いなあ 前科何犯だと思ってるの？ えー、それは、蓉子が いじめっ子やレイプ犯の論理ね 私たちは同意の上でしょ？ 恋人だからって、好き勝手にされる道理はないわ よーこ、お堅い 聖 ……冗談だって。 とにかく、今はしないから 今は……ね ね、早くー。 枕がないと寝れないもん もん、ってねぇ…… はーやーくー ……はい よ……っと。 えへへ 締まりの無い顔 ……ひはっ むぅ おやすみなさい んー…… もうちょい堪能してからー …… だからこれ以上はしないってば。 あとは今夜のお楽しみだしさ ……だから、今は、なの？ えへへー ……否定しないし よーこ、暑くない？ 平気よ。 いいから、もう、早く寝なさい 今夜のために？ 違うわよ、ばか (言質の取り合い取られ合い) ……よーこ？ あら、起きちゃった？ 蓉子！ どうしたの？ ……うそつき どうして？ ……膝枕してくれるって、言ったのに してたじゃない すぐやめちゃったの？ そんなこと無いわよ 私が寝たらもういいって？ だから違うってば、聖 ……だって、いなかったじゃない …これ、取りに行ってたの ……なに、それ ２冊目。 あと、付箋ね ……本当に？ 本当。 でもほんのちょっとだからいいかな、と思ったのは、ごめんなさいね ……なら、いい。 まだちょっとかかるけど…… ここにいていいんでしょ？ もちろん。 待っててくれる？ ん ……だいたいまだここに聖の感触が残ってるくらいなのに ……蓉子、誘ってる？ 夜まではしないんでしょう？ ……けち (しかし聖は何をやっているんだろう) 聖 ふえ？ あ、終わった？ ううん、それはまだ、後半分は そっか そうじゃなくて、ちょっといい？ え？ だから、ちょっとの間、どいててくれる？ どして？ あ、付箋がなくなった？ 違うわ。 ……もう、本当、すぐに済むから 何取りに行くの？ ついてっていい？ だから……！ ん？ ……どうしてそんなに甘えてくるのよ どしてだろ？ うーんでもいつもこんなじゃない？ ……とりあえず、どいて えー離れたくないー ……トイレなのよ えーじゃあドアの前まででもー ……やめてちょうだい。 もう、お願いだから……ね？ ……ふえーい。 いってらっさーい ……まったく よーこのちゅーの感触が消えないうちにね？ …… -------------------------------------------------------------------------------------- →その３