聖蓉同棲バカップル祭その4








(煮魚であーんとかも良いよねとか言ったら馬鹿にされそうだけど良いよね!)



ごちそうさまでした

おそまつさまでした。

ふは、おなかいっぱいー

おいしかった?

もちろん。
蓉子の煮魚、大好物ですから

そう? それは光栄

なんかさ、やさしい味がするんだよね

また、適当なこと言って

本当だってば。
だって私実家暮らしのときは魚自体嫌いだったし

どうせ食べにくいから、とかでしょう

うわ、さすがにそこまで面倒くさがりじゃないって

そう?

おいしければ労は厭いませんよ? 私

その変な言葉遣い、やめてちょうだい

ふえーい

それも

えー?
相槌くらい好きに打たせてよう

返事ははいって、習わなかった?

猫かぶってるときの言葉遣いしてほしいの?

だらしなくするな、って言ってるの

いいじゃん、愛情の証じゃん

親しき仲にも礼儀あり。
第一、そんな腑抜けた返事で示される愛情なんて、欲しくないわ

…………

聖?

……はい




















(実はポテトサラダに力入れて作ったのにとか思ってたら可愛い)



洗うのは、私やるよ

そう?

お礼にもなりませんが

あなたが喜んで食べてくれるだけで、

充分って言うんでしょ?
いーの、家事分担は新婚の楽しみなの

……あのねえ

まあそれは冗談としてもお礼は本当だよ?

あんまり改まってされても困るわ

おいしかったのも本当だし

何も、たいしたことしてないわよ?

うーん、うちの味つけ、基本的に濃くってさあ。
煮詰められるともう勘弁してって感じでね?

……そう

だからはじめて蓉子に出された時は色を見てまずびっくりしたんだけど

そんなに違うの?

まあ目に見えるくらいには。
あの人も料理得意じゃないしねえ

私もそんなにうまくないわよ

そんなことないって。
少なくとも私は大満足

……そ

だから蓉子はもうそれで良いでしょ?

あらこういうのに果てなんてないわよ。
だって頑張れば聖にもっと喜んでもらえるかもしれないじゃない?

頑張りすぎないでね?

わかってるわよ、もう、すぐに茶化すんだから

いやー、すごく嬉しかったからと言いますか……
……楽しみにしてます

はいはい

あー!
はいはいくつ?

……せーいー?

……絶対理不尽だよね、これ














(地の文はいつか……)



おいしい?

……う、ん、…んっ!

ふふ、よーこ

あ、…あ、あっ……

ね、好きって言って?

……あ、ひゃああ、……っあ!

よーこ、おねがい

や、あ……っうあぁ!

……泣かないで、痛くしないから

ふあ、…ひぁ、……せぃ、せいっ!

ん、好きだよ、蓉子

わ、…た、…あふっ……も……っ…!!

もう、いっちゃう?

ああ、あ――……!

もうちょっと、がまんね?

や、あ……

泣かないでってば

いや、いやあ……ぁっ
















(服1枚だけで料理するアレです)



はなして……!

どうして?

危ないから、
……だめ!

大丈夫

そんな無責任、な……

火、消したよ?

ひゃ……っ

刃物も、片づけた

あ…なたが、小腹が空いたって、言ったんじゃない……

大丈夫、まだ小腹だから

何よ、それ……!

だって、こんなの見たら……さ

……あ、あっ

がまんできないでしょう…?

他に着させて、くれなかった、く…せ、に














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2本立てというかなんというか。
ばらばらに書いてたのを詰め合わせたのですがなんか聖の復讐劇になった……。

その5










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