＜聖蓉同棲バカップル祭その６＞ (そして二回戦三回戦) ……もう んー？ ……いじわる、なんだから でも、きもちかったでしょ？ …… ようこ？ ……あなたが、 わたしが？ ……喜ぶのを見るのが、 ……！ 好きなだけ……よ……っ ……蓉子っ！ や…… 蓉子、大好き ……もう、だめ なんで？ 蓉子が喜ぶのが、私は好きなだけだよ？ ……いじ、わる (不安定蓉子もたいそうマイブームでした) ……聖のばか ばかでいいもん ばかばかばかばか あれ、よーこさんこども返り？ ……あなたにだけはこども扱いされたくないわ ……あ ちょっと、蓉子 ……なによ いやさ、拗ねるのは結構だしむしろかわいいし？ だけどそっち側向かれると蓉子の顔が見えなくなっちゃうっていうかね？ …… あー！ ……うるさい こっち向いてってばー ……ばか 実力行使しちゃうよ？ ……聖はいっつもそればっかり、……っきゃ！ うん、これでよし。 足痛くない？ ……どいて どうして？ ……こういうの、きらいよ うそつき。 さっきまで、あんなによがって きらいよ！ ……蓉子？ ……ばか、聖なんか、……聖なんか！ ち、ちょっ……うわあっ！？ 私のことなんか、どうでもいいくせに……！ は……！？ な……んで、そうなるのさ！ いっつも力ずくで、押さえつけておいて！ だめっていっても聞かないし、強引だし、 …… 私の意見なんて、どうでもいいって思ってるくせに…… ……そんなに嫌だった？ ……だって、だって聖……が 私が？ 聖ばっかりで、……私、なんて、 蓉子が、なに？ ……っく……私の、ことなんて、 ……よーこ……？ もう、ばかぁ……っ (パラレルでバッドエンドコース) ……泣かないでよ ……泣いちゃ、だめなの？ え……？ 私は、聖の前で泣くのも、だめ？ よーこ……？ ひくっ……ん……くっ ……そんなにこすっちゃ ……だめなら、泣かないから わっ…… ……ごめん、……な、さい ……？ ごめんなさ、い…… ……蓉子、わかんないよ わがまま、言わないから……っ ……え？ 嫌わ、ないで…… ……はい？ もう、あの目はいやなの……っ …… せいの言う通りに、するから、だから……っ …… (でも私の方がばかだわとか思いながらきっと) 蓉子ー ん？ あがったよー そう。 ご飯は、もうちょっとだから なにか手伝うことある？ 煮込んでる間の洗い物くらいだから、ひとりで大丈夫よ ふたりでやった方がはやくない？ どうせまだ煮えるまでちょっとかかるから……って、聖 え、なに？ 先に髪の毛、乾かしてきなさい えーもうだいぶ拭いたよ？ だいぶ、ってことは中途半端なんじゃない 私としては完璧の部類です ……聖、 んーだから蓉子の完璧にするなら ふざけてないで、……っ 蓉子が乾かして、よ ……ちょっと、危ないじゃない！ 蓉子ってば本当、耳、弱い せい！ はーい、手伝いますから ……え？ 煮えるの待つあいだに髪乾かして？ …… ほら布巾の用意はできましたよー ……あのねえ 早くしないと私は風邪ひいちゃうしお鍋は焦げついちゃうなあ …… 蓉子のドライヤー、気持ち良いから大好きなんだけどなー ……あーもうっ ん？ わかったわよ！ おー男前 ……本当、ばかね、あなた ありがと ……はあ (蓉聖。) ……よーこ おちついた？ …ん。 ……ごめんなさいね。 あんまり、うまくできなくって。 んーん、…ちゃんと、 え？ ……気持ち、よかった そう？ よかったわ …よーこ なあに？ あ……、え、と、 ……やっぱり足りなかった？ ちが！　……うけど、でも、 でも…？ ……もっと蓉子の近くにいたい こんなに近いのに？ ……抱きしめて ふふ、珍しいわね。 いつもなら自分から抱きついてくるのに …いいの、そんな気分なの。 照れちゃって。 うれしいわよ？ よう……んっ 聖 ……よ、こ なあに、結局抱きついてくるの？ …… …ごめんなさいね、いつも聖ばかりで ……そんなこと、ない だったらうれしいわ。 私だってあなたのこと愛してるもの 知って、る…… 眠たい？ ん……ふぁ……… いいわよ、このまま眠っちゃって …よーこ、……よ、…こ……… 聖？ …… …… …… ……愛してるわ、聖 …… …おやすみなさい -------------------------------------------------------------------------------------- 細切れ詰め合わせふたつめ。夜分多目（笑）。 →その７（coming soon...）