蒼龍の私服グラに萌えたので(蒼龍×飛龍)
九九艦学だってさ。あはは、いいネタ。
ぺらりと捲ったら割と真面目な内容の蘊蓄が書かれてたので、あとで瑞鳳とかと一緒に読もうかなあ、飛龍とか赤城さんとかと一緒に読むにはちょっとネタが卑近、っていうかこれ巻末に蒼龍作って書いてあるんだけどどこのわたしよ、変な趣味に目覚めちゃった子は……
くすくす笑いながら、実はあまり持ってない腰で履くスカートの締め付ける感触にちょっぴり気をやりながら、撮影までの時間をつぶしてたら、部外者禁の部屋に、ばーんと派手な音を立てた侵入者。
いや、隠す気もない足音でわかってたけどさ。飛龍、それでも部屋を開けたら、じゃなくて開ける前にふつうは挨拶じゃないの?
ちょっと待ってよなんで髪をおろすの!!
……なんでって言われても。
可愛いじゃん。可愛くない? 大人になったばかりの女の子、っぽくない?
そんな矛盾した存在いやだ!
せんせー、飛龍が反抗期でーす
大学はきょーじゅっていうらしいよ、
そーなん? 教官に近くなるのかな?
さあ? そうなんじゃない?
このまま話逸らしてくれないかなあ、と思ってたけど、飛龍はくるり、わたしに向き直る。
それはそれとして、なんて態度、むしろ私の雰囲気から察して示してくるんだから、ずるいなあと一緒に仕方ないなあでゆるしてしまう、こんな性格もきっとバレている。
可愛いでしょ?
かわいいよ!!
もー、ずるい! 私はおろせないのに!!
きゃんきゃん鳴く飛龍がぎゅーとしてくるからいつもの流れでそのまま受け止めて、から。
……え? そっち?
わたしのときどうすればいいの!!
っていうかなんでお揃いじゃないの!?
耳元で叫ばれるとうるさいんだけど。だけどおんなじくらいうるさいわたしの鼓動と、やたらとあつい飛龍の肌の感触と、それからとっても珍しく、頬を膨らませかねない勢いで拗ねている彼女の空気が、……あはははは、かわいい!!
このあいだスッチーでやったじゃない
あれはいい空の旅だったよねえ
……じゃなくて、……そうじゃなくてさあ……
あ、これは珍しく本気でへこんでるな。わたしに出すのはともかく、こんな、ほかの誰かが来かねないところではレアもレア、もうちょっと楽しんでいたくはあるけど、ごめん、残念。
飛龍、わたし、来週のオフ、これでいくから
……ちょっと、
買い取ろう、決めた、いま決めた。そんで飛龍はこれに合う服をがんばって考えてもらって、着てもらおう。
未来のお楽しみのためにいまをちょーっと妥協してくれないかな、なんて打算が入ってること、飛龍にバレてるかな。どうかな。あ、ちょっとふくれっ面したからきっとバレた、せっかくの白い毛糸に染みがついちゃうからいい加減はなれてくださーい、飛龍さーん、
……わかった、
髪留めは飛龍にあげるから、
……ええー? いいよ似合ってるよ、
いーの。
わたしは飛龍がこの間くれた髪紐でいくから、
だから、いーの。
ささやいたらやっと離れてくれた飛龍に、がこっと、地味にずっと抱えっぱなしだったクリアケースが落下して。
いった!! と叫ぶ飛龍に大笑いしてたら撮影前になんてことすんの! と割と真剣に当人に怒られたのはこの日の服を着直してのデートが終わったいまでもだいぶ不服なところだ。撮る前のひとの服をあんなに皺だらけにした飛龍には言われたくありませんから。
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いやこれ絶対脱がせる側だわ! 蒼飛派フィルター通すとたいへんおいしい……!
(っていう妄想、次回更新で書けたらいいなあ)
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